能登中居鋳物館

外観写真

中居鋳物の起源は中世以前、古代にまで遡るのでしょうか。平安末期の「石納釜」、「能登釜」、能登鼎」、鎌倉時代の「能登の国の釜」など文献に現れますが、その産地は明らかではありません。おそらく海を通路として、あるいは陸づたいに鋳物師が往来するなかで鋳物技術が伝播し育まれたのでしょう。
室町時代の「能登利鉄多く大器を鋳る」の大器は、近世の塩釜のような伝統的技術の継承とされ、その生産は、波静かな鋳物原材料のある中居浦と知られています。
長い歴史的変遷の中で、鋳物の生産と消耗が繰り返され廃絶しました。以後、鋳物業から左官の集落へと生活環境も変わりました。現在、祖先の業績を忘れ去らないためにも、鋳物資料を保存継承するのが鋳物館の目的です。
寄託された貴重な鋳物や古文書から、中居鋳物史の再確認を主眼に展示紹介いたします。

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